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バセドウ病
【バセドウ病の治療法】

薬や放射線、手術によって治療する

バセドウ病の治療では、抗甲状腺薬による薬物療法、アイソトープ療法、無機ヨード治療、手術の4つが一般的です。
ここでは簡単に各療法の特徴をご紹介します。
詳しい特徴は必ず医師から説明を聞いてください。

薬物療法(抗甲状腺薬)

薬

甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑える薬として、抗甲状腺薬があります。バセドウ病の標準的な治療法で、長期にわたってこの方法とは付き合っていきます。薬物療法は、副作用が出る人を除いて、ほぼすべての患者に合う治療法です。用法用量を守れば、ほぼ効かないことはないといわれています。

抗甲状腺薬による治療は、治療法が簡単なことや、どの病院でも治療が可能ということが長所です。 いっぽう、短所としては、治療期間が長く、再発の可能性があることなどがあげられます。また、抗甲状腺薬の副作用として、ごくまれですが(0.2%程度)、無顆粒球症(発熱やのどの痛みが現れ危険な状態になることもある)、肝機能障害、関節炎、関節痛、筋肉痛、蕁麻疹などを示すことがあります。とくに、無顆粒球症は深刻な事態を招く場合があるので、症状が出たら早めに医師に相談するようにしましょう。

抗甲状腺薬は、治療を経過をみて徐々に減少してき、何事もなければ最少量で1~2年ほど様子を見ます。休薬のこれといった指標はあれいませんが、見通しが立たない場合は、薬を継続もしくはほかの治療法を検討します。

アイソトープ(放射性ヨード)療法


アイソトープ療法は、131Iというアイソトープが入ったカプセルを服用することで、弱い放射線で甲状腺を壊し、過剰になった機能を正常に戻す治療法です。なんらかの原因で薬があまり効かない場合、手術をして再発した場合によく用いられます。しかし、妊娠中の方や出産を希望されている方、18歳以下ん方、重症の甲状腺眼症の人には向きません。高齢者や合併症がある人は、通常1週間ほどの入院が必要になりますが、2日くらいの通院ですむ場合もあります。

長所は治療法が簡単で、安価であること。また、治療期間が短く、苦痛が少ないことがあげられます。
短所としては、眼球突出の悪化の可能性があること、甲状腺機能が低下してしまうこと、治療可能な病院が限られることなどがあります。

手術

手術では、甲状腺を一部切り取り、ホルモンの過剰を抑制する方法があります。薬による治療が難しく、アイソトープ療法を希望しない人で、早く治したい若年者、甲状腺のはれが大きい人、甲状腺癌を合併している人などに用いられます。高齢者にはやや厳しい治療法になります。

手術では、甲状腺の中央を切り取り、両端を少しずつ残して聞きます。時間はだいたい1時間程度で、通常1~2週間の入院が必要になります。予後は甲状腺をどれくらい残すかによってこと有り、残す部分が多ければ再発率が高まり、残す部分が少なければ、甲状腺機能低下を引き起こすことがあります。術後の後遺症としては、一時的な声のかすれ、低カルシウム血症などを起こす場合があります。

手術を選択する長所は確実によくなること、早い回復、再発が少ないことなどがあります。
反対に短所は入院が必要になること、手術の傷跡が残ることなどがあります。

無機ヨード治療

無機ヨードと呼ばれる物質を摂取することで、甲状腺でのヨード取り込みが減少し、甲状腺ホルモンの合成が抑制されます。効果としては、抗甲状腺薬よりはるかにはやく甲状腺機能が正常化します。この治療法は、薬が使えない場合、バセドウ病の手術前、アイソトープ療法後、甲状腺クリーゼの緊急時に用いられます。甲状腺クリーゼとは、バセドウ病の人がストレスや出産、外傷、感染などをきっかけに、極端に甲状腺機能が高まって、高熱や意識障害、不整脈などをおこして危険な状態であることを指します。

無機ヨード治療は、効果の高い治療法ですが、服用し続けると効果がうすくなってしまいます。

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