結節性甲状腺腫
【結節性甲状腺腫の治療法】
良性腫瘍の場合
甲状腺良性腫瘍は、治療をしなくても大丈夫な場合があります。治療をする場合は腫瘍の種類や性質によって吸引、薬物療法、手術を行います。
吸引
のう胞は、しこりのなかに液体がたまったものですので、液体を注射器で吸引すると、小さくなったり、なくなったりすることがあります。小さくならない場合は手術を行うこともあります。
薬物療法
甲状腺ホルモン剤をきちんと服用していると、腫瘍が小さくなることがあります。しかし、確率的にはしこりが小さくなるひとはあまり多くありません。
手術
以下の場合、良性でも手術を行うことがあります。
- 良性か悪性か判断が難しい場合
検査をしてもわかりにくく、確定しない場合は手術をすることがあります。 - 甲状腺機能性結節の場合
しこりを排除する必要があるので以前は手術が主流でしたが、現在はエタノール注入療法が主流になっています。
エタノール注入療法についての詳しいページ
http://www.daitai.net/etanorucyunyuhou.htm - 縦隔内甲状腺腫の場合
結節が直径3~4cmになりが大きくなって周囲を圧迫することがあるので、手術がすすめられます。 - 腫瘍が大きすぎる場合
大きくて気になる場合、異物感や不快感、目立ってきて嫌などといった場合は手術をすることがあります。
悪性腫瘍の場合
がんの場合は、手術が最優先です。摘出手術をしても転移・再発する場合はアイソトープ療法、抗がん剤、放射線照射などで治療を行います。
摘出手術
症状によって、甲状腺の一部を切除たり、大半をとる、すべてを切除する場合があります。また、周囲のリンパ節を脂肪組織ごと摘出する場合もあります。
アイソトープ療法
がん細胞が遠隔転移しているときに用いる療法です。乳頭がんと濾胞がんは、ヨード(放射性物質)を取り込む性質があります。それを利用して、手術で甲状腺を全て摘出したあとアイソトープを服用して遠隔転移しているがん細胞を破壊します。
抗がん剤・放射療法
がんの進行がはやく、手術をしてもがん細胞を切除するのが難しい場合に行います。
なお、放射療法は頸部の外から放射線を当てて、がん細胞を焼く治療法です。
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